2011年2月4日金曜日

てこを探す

世の中には
  • 1の労力で10の成果を上げる人
  • 10の労力で1の成果しか上がらない人
がいます。
あなたはどちらになりたいですか?と聞かれて、後者を選ぶ人は少ないと思います。この二つにはどんな差があるかというと、
  • 1の労力で10の仕事をしようと思う人
  • とにかく必死で頑張ろう
という意識の差なのかなと思います。一生懸命仕事をしているとは思いますが、1の労力で10の仕事をしようと考える人はそうは多くないと思います。(なんとか楽してやろうと考える人はいると思いますが)

ちょっとの労力で多くの仕事をするのは「梃:てこ:レバレッジ」ですね。梃には、支点、力点、作用点の3つがあります。これを普段の仕事に置き換えて考えると、自分の作業がまず力点になります。そして仕事の成果が作用点ですね。自分の作業量が増やせないとすると(一日はみんな平等に24時間です)、何が変えられるかというと「支点」だけになります。この支点が普段の作業において変えられるものだと認識している人と、していない人で大きな成果の違いに現れてきます。

まったく情報が無い中で手探りでトライアンドエラーを繰り返す人と、時間を割いて情報収集をしてから実際の作業にとりかかったりするのが一つの例です。

他には
  • 外国語だけでコミュニケーションをとらなくてはいけないときに、普段から英語を練習している人と、その場になって一生懸命取り繕うとしている人
  • 業務用のWebサービスを作るのに、既にあるライブラリを使う人と、全て手書きで作ろうとする人
  • いつも同じことを繰り返す単純作業なので、自動化する人と、手作業で早くすることを頑張る人
  • 業務改善をしようとして、キーパーソンと問題の本質を探す人と手当り次第に自分勝手に動く人
などもその例になる思います。
結局のところ、まず思い描く成果の10倍が何かを考えて、それを自分が行える作業量で実現するためには、どこに梃の支点を置くべきなのかをしっかりと把握することが大事になります。仕事ができる人というのは、意識的にしろ、無意識にしろ、梃の支点の最適な場所を探してから作業をしているはずです。


逆に仕事ができない人は、支点が作用点に近すぎて、軽く動かせているけれど結果が小さかったり、力点に支点が近すぎて重くて動かせな買ったりするのだと思います。ここで支点が作用点に近い場合は少しは成果が出るので良いですが、力点に近すぎて動かせない場合は、大きなことをしようとして周りにいろいろ働きかけたけれども、結果として何も残すことができずに、大きく信頼を失うことになることになると思うので注意が必要です。(ここは過去の経験から自戒を込めています)


と、ここまで何となく書いてみましたが、本田直之さんの本を読んでそんなことを思ったわけです。ということで面白かったのでご紹介。

とはいえ、このブログを書く直前に読んだ楽天の三木谷さんの「成功の法則92ヶ条」は、その先を行っていました。「アポロは月に行こういう目標があったから月に行けた。飛行機を改良した結果、月にいけたわけではない」ってかっこいい。

2011年1月27日木曜日

ものは言いようで

ジョブズがスカリーを口説いた言葉

このまま一生、砂糖水を売りつづけるのか、それとも世界を変えるチャンスをつかみたいか。

は、本当にうまく言ったもので、
言い方で相手への伝わり方は違うんだなって思った。

当然ながら、
「このまま一生、砂糖水を」
というのは、やっぱりジョブズの才能で
「このまま一生、ペプシを」
だったら口説けない。

ということで、とりあえず
自分があまり捨てたくないもので練習してみる。

ソフトウエアエンジニアなら
「このまま一生、テキストを打ち込み続けるつもりかい?」

絵描きなら
「このまま一生、お遊戯ごっこをしつづけて暮らすつもりかい?」

ギタリストなら
「このまま一生、スピーカーをプルプル震わせて終わるつもりかい?」


う〜ん、やっぱり難しい。


一生懸命口説き文句を考えたのかもしれないし、
もしかしたら、その場の思いつきかもしれないけれど、
とにかく、やっぱりジョブズは天才なんだと思った。

2010年10月27日水曜日

本日気になったSlideShareのスライド(日本語編)

英語編からの続き


1. ソーシャルアプリ向けシステム監視運用の勘所
DBの処理時間の把握


2. コレカモLT
これは素晴らしい。東急ハンズのtwitterとの連携事例。


3. 取扱説明書の本質と今後の可能性
取説の今後:共有、アーカイブ、解説書、カスタマーサービス、贈り物
取扱説明書が必要な商品なら取扱説明書が一番UXが高くなくちゃ駄目だよね。


4. スマートフォンアプリは任せろー
各種smartphoneのそれぞれの開発環境についてのLT


5. メディアアートでUXは成立するか?
江渡浩一郎さんの資料。江渡さんの他の資料も面白い。


6. DESIGN IT! Talk #001 (UX) Yukio Andoh
プロトタイピング技法とUXの改善
怠けちゃいけないってことです。


日本語のスライドを見ると、スライドだけみても
分かるような配慮がいっぱいありますね。
良いスライドって言いたいことがはっきりしているので
それをきちんと表現しやすいのでしょうね。



まぁ、ジョブズにはみんな叶わないのでしょうけれど。
でも、ジョブズのプレゼン本にはきっちりとエッセンスが詰まっていました。
ノウハウとしてまとめてくれているのは、本当にありがたいですね。
本人にやる気があれば誰でも再利用可能です。
プレゼンテーションZENを読んでから、こっちを読むと良いかも。
見た目のインパクトのテクニック→内容の整理の仕方という入り方ができるので。

本日気になったSlideShareのスライド(英語編)

本日気になったSlideShareのスライド(英語編)です。
でチェックして、面白そうなものをぱらぱら見ています。


1. Introduction to Google Cloud platform technologies
about storage/Prediction API/BigQuery などについて



2. Google App Engine for Business 101
GAEについてです。



3. Using Clojure, NoSQL Databases and Functional-Style JavaScript to Write Gext-Generation HTML5 Apps
The Web is dead. HTMI5 client. とキャッチーな言葉が出てきます。



4. Social Technologies Power to Impact Collaborative Health
Social + Health ってことで、次は健康がくるのかな?



5. Enchantment - The Art of Changing Hearts, Minds, and Actions
Guy Kawasakiの資料。読んで損なし。他にもいっぱいあります。
The Art of Innovation (by Guy Kawasaki)


6. WordPress Front End Optimizations


7. Stop the paradox
綺麗なスライドです。凄く参考になります。
最初は作るの時間がかかりそうでがパターン化出来そう。



8. GoLightly: Building VM-based language runtimes in Go
学校の授業みたいですね。



9. Practical PHP Refactoring
自分の興味です。



綺麗なスライドがいっぱいありますが、こうゆうスライドを作りたかったら
presentation ZENを読めば良いのだと思います。




2010年8月10日火曜日

責任っていうやつは

NHKでアリエッティの制作ドキュメンタリーを見た。

米林監督一人にアリエッティの全ての責任を任せたジブリの首脳陣。
400日で完成させることを任せられた監督。

監督としては、凄いプレッシャー。映画の監督は初めての経験だし、本当にこれで良いのかという不安もあるし、スケジュールは押しているし、制作費も数十億円というお金がかかっているから、後にはひけない。

宮崎駿監督や、鈴木敏夫プロデューサーの立場からしてみれば、とにかく後を引き継げる人を見つけて育てなくちゃいけない。だから、ダイヤの原石にかける。

そんな内容だった。


ここで、数年前にとあるプロジェクトを立ち上げたときの仕事を思い出す。
初めてのアーキテクト、大プロジェクト、明らかに厳しいスケジュール、未計画な状態、そんな状態で、規模さえ違えど(って、どちらが大きいことやら)同じような立場になっていた気がして、そのときの心情と米林監督の心情って同じなんだろうなと勝手に想像していた。

そのときの心情
・とにかく後にはひけない
・心身ともにボロボロ
・本当に大丈夫かどうか、とにかく不安で不安で仕方がない
・やるからには半端なことはしたくない
・一度作ってしまったけれど、やっぱり違う気がするので、やり直したい

でも、やるしかないんだよね。こうゆうときは。
結局は、自分に言い聞かせるしかない。「大丈夫。自分を信じろ。」って。

とはいえ、自分をすぐに信じて、ぼろが出るのが普通なので、不安で仕方がない人(夢に出てくるのは普通)なら、自分で信じろっていうくらいがちょうどいいのかもしれないけれど、
普通の人が、大丈夫って言うのは絶対信用しちゃ駄目だね。そのときは必ず痛い目を見ることを保証します。


ということで、教訓

・不安にならない人には仕事はさせるな。
・後継者を育てたかったら、突き放し、まかせろ。
・やるしかないんです。度胸です。


ところで、
責任って何?アホなマスコミや政治家のせいで辞めれば良い、みたいになっているけれどそうじゃない。じゃぁ、損失を補填出来るかというと、個人では絶対できない。

結局、責任って

・お前がなんとかするんだよ、という指示
・できなかったら、この人が悪いんです、って言われる
・会社とか組織が使う、問題が起きたときの処罰の材料

くらいでしかないんだろうなと。

だから、ネガティブな面での意味というより「責任者」という立場の明確化をして、物事を上手く進めるために、責任ってヤツを人に付随させるんだろうなって思った。




ところで、宮崎駿監督が

「これまでの人たちが、腕が動かなくなるまで描き続けて築き上げたものの上で
 お前達はのほほんとやってるんだから、もうちっとがんばれ」(かなり意訳入ってます)

みたいなことを言っていたけれど、今の仕事も、これまでの過去の人が築き上げてきてくれたものの上で、かなり、のほほんとやっているなぁと反省したりもした。とはいえ、仕事の仕方とか努力の仕方とかが昔とは違うので、気合いと根性で仕事はしないように注意しながら、がんばろうと思う。



ところで、借り暮らしのアリエッティのBGMってホント良いよね。
音楽って、素晴らしい。

2010年8月7日土曜日

本質と表面に見えるもの

俺は馬鹿だ。だから、難しいことを正確に伝えられても分からない。だから、何か別な方法で、わかりやすくまとめてもらわないと分からない。

たとえば、何かの方法論とかも、簡単なテンプレートにしてもらうと、ようやく分かるようになる。


コンサルの先生が言っていた。
「本質を伝えようとしても、たいていの人には伝わらないのです。だから噛み砕いて、別の形にして伝えてあげる必要があるのです。」

本質的なことを直感的に分かっている人とか、理論的に正確に証明出来ている人も凄いけれど、それをちゃんと周りの人に分かるように伝えられる人ってのも本当に凄いと思う。
本質的な理論や法則を、誰でも分かるような簡単なツールに置き換えられる人。多分凄い人って認められている人って、そうゆう人なんだと思う。だって、周りに分かってもらえなかったら、すごいって認めてもらえないし。


だから、きっとみんなが分かったつもりになっている、シンプルな法則の裏には、少し難しい本質が隠れているかもしれない。だけれども、そんなことにはみんな気がつかずに、表面に見せてもらっている、分かりやすい表現に、「うんうん、そうだよね」って賛同している訳さ。

まぁ、分かってないのは俺だけかもしれないけれど。


未来。

検索

Googleは情報を集めて、検索させてくれて、それをたくさん並べてくれる。ただ順番に並べてリンクを教えてくれる。何万件、何十万件も。でも、そんなにいらないよね。見れないし。1リンク1秒で何十万秒かかるんですかと。欲しいのはもっと集約された情報であって、たくさんのリンク先じゃない。

たとえば、Wolfram|Alpha みたいに、とりあえず整理してくれるようになってほしい。でも、いまのままじゃだめ。困ったことがあったら、聞くだけで、とりあえず答えをまとめてくれないと。


計算速度や記憶容量

計算速度や記憶容量はどんどん増えていくけれど、テクノロジーの進化として情報だけでいいのか。体いらないじゃん。だったら、体も関係するもの、もしくは体がなくても良くなるもの、をつくらなくては。というか情報処理以外のテクノロジーが気になる。


手のひらGoogle

検索エンジンにイノベーションのジレンマが起きたらどうなるのか。もう良いよ、十分だよってくらいな。もう手のひらの中にあるエンジンで十分全世界を1分くらいでクロール出来るから、って。そうしたら、どうなる?そしたらエンジンがいっぱいできて、相互関係とかはかり始めたり。もしくは、俺様専用エンジンだからひっぱってくるものの偏りを決めてみたり。検索パターンとかそろそろ覚えてくれよ。


意思のあるbot

そろそろ、botが意志を持っていても良い頃かと思う。プログラミングされたbotじゃなくて。相手が人だってbotだってどっちだって良いじゃん。そろそろ人工知能がやる気出してくる。


リアルタイム翻訳

自分のいいたいことを、もっと分かりやすく、同じ言語で翻訳してくれる。っていうか、俺の言葉を分かりやすく直しておくれ。


家事

洗濯物、食器洗い、料理、掃除。ちょっとずつ便利になっているけれど、これでもか!ってくらいの自動化はまだ。洗濯機はうるさいし、洗濯物は洗濯気に入れなくちゃいけないし、たたまなくちゃいけないし、掃除機はかけてくれても片付けはしてくれない。

教育

情報をあつめてくれなくていいから、俺に分かりやすく教えておくれ。




いろいろと、そんなに発達しなくてもいいけれど、気がついたら未来になっているのだと思う。


とはいえ、それでも、人はおなかが減るし、一人だと寂しいのです。そして眠い。