世の中には
- 1の労力で10の成果を上げる人
- 10の労力で1の成果しか上がらない人
がいます。
あなたはどちらになりたいですか?と聞かれて、後者を選ぶ人は少ないと思います。この二つにはどんな差があるかというと、
- 1の労力で10の仕事をしようと思う人
- とにかく必死で頑張ろう
という意識の差なのかなと思います。一生懸命仕事をしているとは思いますが、1の労力で10の仕事をしようと考える人はそうは多くないと思います。(なんとか楽してやろうと考える人はいると思いますが)
ちょっとの労力で多くの仕事をするのは「梃:てこ:レバレッジ」ですね。梃には、支点、力点、作用点の3つがあります。これを普段の仕事に置き換えて考えると、自分の作業がまず力点になります。そして仕事の成果が作用点ですね。自分の作業量が増やせないとすると(一日はみんな平等に24時間です)、何が変えられるかというと「支点」だけになります。この支点が普段の作業において変えられるものだと認識している人と、していない人で大きな成果の違いに現れてきます。
まったく情報が無い中で手探りでトライアンドエラーを繰り返す人と、時間を割いて情報収集をしてから実際の作業にとりかかったりするのが一つの例です。
他には
- 外国語だけでコミュニケーションをとらなくてはいけないときに、普段から英語を練習している人と、その場になって一生懸命取り繕うとしている人
- 業務用のWebサービスを作るのに、既にあるライブラリを使う人と、全て手書きで作ろうとする人
- いつも同じことを繰り返す単純作業なので、自動化する人と、手作業で早くすることを頑張る人
- 業務改善をしようとして、キーパーソンと問題の本質を探す人と手当り次第に自分勝手に動く人
などもその例になる思います。
結局のところ、まず思い描く成果の10倍が何かを考えて、それを自分が行える作業量で実現するためには、どこに梃の支点を置くべきなのかをしっかりと把握することが大事になります。仕事ができる人というのは、意識的にしろ、無意識にしろ、梃の支点の最適な場所を探してから作業をしているはずです。
逆に仕事ができない人は、支点が作用点に近すぎて、軽く動かせているけれど結果が小さかったり、力点に支点が近すぎて重くて動かせな買ったりするのだと思います。ここで支点が作用点に近い場合は少しは成果が出るので良いですが、力点に近すぎて動かせない場合は、大きなことをしようとして周りにいろいろ働きかけたけれども、結果として何も残すことができずに、大きく信頼を失うことになることになると思うので注意が必要です。(ここは過去の経験から自戒を込めています)
と、ここまで何となく書いてみましたが、本田直之さんの本を読んでそんなことを思ったわけです。ということで面白かったのでご紹介。
とはいえ、このブログを書く直前に読んだ楽天の三木谷さんの「成功の法則92ヶ条」は、その先を行っていました。「アポロは月に行こういう目標があったから月に行けた。飛行機を改良した結果、月にいけたわけではない」ってかっこいい。