2010年8月10日火曜日

責任っていうやつは

NHKでアリエッティの制作ドキュメンタリーを見た。

米林監督一人にアリエッティの全ての責任を任せたジブリの首脳陣。
400日で完成させることを任せられた監督。

監督としては、凄いプレッシャー。映画の監督は初めての経験だし、本当にこれで良いのかという不安もあるし、スケジュールは押しているし、制作費も数十億円というお金がかかっているから、後にはひけない。

宮崎駿監督や、鈴木敏夫プロデューサーの立場からしてみれば、とにかく後を引き継げる人を見つけて育てなくちゃいけない。だから、ダイヤの原石にかける。

そんな内容だった。


ここで、数年前にとあるプロジェクトを立ち上げたときの仕事を思い出す。
初めてのアーキテクト、大プロジェクト、明らかに厳しいスケジュール、未計画な状態、そんな状態で、規模さえ違えど(って、どちらが大きいことやら)同じような立場になっていた気がして、そのときの心情と米林監督の心情って同じなんだろうなと勝手に想像していた。

そのときの心情
・とにかく後にはひけない
・心身ともにボロボロ
・本当に大丈夫かどうか、とにかく不安で不安で仕方がない
・やるからには半端なことはしたくない
・一度作ってしまったけれど、やっぱり違う気がするので、やり直したい

でも、やるしかないんだよね。こうゆうときは。
結局は、自分に言い聞かせるしかない。「大丈夫。自分を信じろ。」って。

とはいえ、自分をすぐに信じて、ぼろが出るのが普通なので、不安で仕方がない人(夢に出てくるのは普通)なら、自分で信じろっていうくらいがちょうどいいのかもしれないけれど、
普通の人が、大丈夫って言うのは絶対信用しちゃ駄目だね。そのときは必ず痛い目を見ることを保証します。


ということで、教訓

・不安にならない人には仕事はさせるな。
・後継者を育てたかったら、突き放し、まかせろ。
・やるしかないんです。度胸です。


ところで、
責任って何?アホなマスコミや政治家のせいで辞めれば良い、みたいになっているけれどそうじゃない。じゃぁ、損失を補填出来るかというと、個人では絶対できない。

結局、責任って

・お前がなんとかするんだよ、という指示
・できなかったら、この人が悪いんです、って言われる
・会社とか組織が使う、問題が起きたときの処罰の材料

くらいでしかないんだろうなと。

だから、ネガティブな面での意味というより「責任者」という立場の明確化をして、物事を上手く進めるために、責任ってヤツを人に付随させるんだろうなって思った。




ところで、宮崎駿監督が

「これまでの人たちが、腕が動かなくなるまで描き続けて築き上げたものの上で
 お前達はのほほんとやってるんだから、もうちっとがんばれ」(かなり意訳入ってます)

みたいなことを言っていたけれど、今の仕事も、これまでの過去の人が築き上げてきてくれたものの上で、かなり、のほほんとやっているなぁと反省したりもした。とはいえ、仕事の仕方とか努力の仕方とかが昔とは違うので、気合いと根性で仕事はしないように注意しながら、がんばろうと思う。



ところで、借り暮らしのアリエッティのBGMってホント良いよね。
音楽って、素晴らしい。

2010年8月7日土曜日

本質と表面に見えるもの

俺は馬鹿だ。だから、難しいことを正確に伝えられても分からない。だから、何か別な方法で、わかりやすくまとめてもらわないと分からない。

たとえば、何かの方法論とかも、簡単なテンプレートにしてもらうと、ようやく分かるようになる。


コンサルの先生が言っていた。
「本質を伝えようとしても、たいていの人には伝わらないのです。だから噛み砕いて、別の形にして伝えてあげる必要があるのです。」

本質的なことを直感的に分かっている人とか、理論的に正確に証明出来ている人も凄いけれど、それをちゃんと周りの人に分かるように伝えられる人ってのも本当に凄いと思う。
本質的な理論や法則を、誰でも分かるような簡単なツールに置き換えられる人。多分凄い人って認められている人って、そうゆう人なんだと思う。だって、周りに分かってもらえなかったら、すごいって認めてもらえないし。


だから、きっとみんなが分かったつもりになっている、シンプルな法則の裏には、少し難しい本質が隠れているかもしれない。だけれども、そんなことにはみんな気がつかずに、表面に見せてもらっている、分かりやすい表現に、「うんうん、そうだよね」って賛同している訳さ。

まぁ、分かってないのは俺だけかもしれないけれど。


未来。

検索

Googleは情報を集めて、検索させてくれて、それをたくさん並べてくれる。ただ順番に並べてリンクを教えてくれる。何万件、何十万件も。でも、そんなにいらないよね。見れないし。1リンク1秒で何十万秒かかるんですかと。欲しいのはもっと集約された情報であって、たくさんのリンク先じゃない。

たとえば、Wolfram|Alpha みたいに、とりあえず整理してくれるようになってほしい。でも、いまのままじゃだめ。困ったことがあったら、聞くだけで、とりあえず答えをまとめてくれないと。


計算速度や記憶容量

計算速度や記憶容量はどんどん増えていくけれど、テクノロジーの進化として情報だけでいいのか。体いらないじゃん。だったら、体も関係するもの、もしくは体がなくても良くなるもの、をつくらなくては。というか情報処理以外のテクノロジーが気になる。


手のひらGoogle

検索エンジンにイノベーションのジレンマが起きたらどうなるのか。もう良いよ、十分だよってくらいな。もう手のひらの中にあるエンジンで十分全世界を1分くらいでクロール出来るから、って。そうしたら、どうなる?そしたらエンジンがいっぱいできて、相互関係とかはかり始めたり。もしくは、俺様専用エンジンだからひっぱってくるものの偏りを決めてみたり。検索パターンとかそろそろ覚えてくれよ。


意思のあるbot

そろそろ、botが意志を持っていても良い頃かと思う。プログラミングされたbotじゃなくて。相手が人だってbotだってどっちだって良いじゃん。そろそろ人工知能がやる気出してくる。


リアルタイム翻訳

自分のいいたいことを、もっと分かりやすく、同じ言語で翻訳してくれる。っていうか、俺の言葉を分かりやすく直しておくれ。


家事

洗濯物、食器洗い、料理、掃除。ちょっとずつ便利になっているけれど、これでもか!ってくらいの自動化はまだ。洗濯機はうるさいし、洗濯物は洗濯気に入れなくちゃいけないし、たたまなくちゃいけないし、掃除機はかけてくれても片付けはしてくれない。

教育

情報をあつめてくれなくていいから、俺に分かりやすく教えておくれ。




いろいろと、そんなに発達しなくてもいいけれど、気がついたら未来になっているのだと思う。


とはいえ、それでも、人はおなかが減るし、一人だと寂しいのです。そして眠い。